FLOW
製品ができるまで
富士コンの主力製品の
ひとつである
パイル(コンクリート杭)の
製造過程をご紹介します。
パイルは、マンション・ビル・
ショッピングセンター・工場・店舗などの
建物の下に、建物基礎として用いられています。
パイルの詳しい説明を見る
製造の流れ
鉄筋かごをセットする
鉄筋かごの編成
PC鋼棒という⾼強度の鋼棒を切断・加⼯し、
鉄線を使って鉄筋かごを編成していきます。
「鉄筋かご」って?
コンクリート杭に配置する鉄筋をあらかじめ
組み立てたものです。
端板を取り付ける
鉄筋かごに端板(継手)を取り付けます。
継手には、溶接継手や無溶接機械式継手があります。
杭は15メートルが最長の為、施工時に杭をつなぎながら、
必要な長さまで杭を足していきます。
継手は、その接続を担います。
セット完了!
型枠に端板を取り付けた鉄筋かごを設置します。
型枠の形状通りの製品が最終的に出来上がりますので、
型枠の維持、管理も非常に重要です。
コンクリートを投入し、成形する
コンクリート投入
バッチャープラントで、
骨材(砂、砂利)・セメント・水・混和剤等を
混ぜ合わせ、コンクリートを作り、型枠の中に流し込みます。
鋼棒緊張
上型枠を載せ、下型枠と連結させた後、鋼棒を引っ張ります。
この作業を緊張と呼びます。
遠心成形
遠心機に型枠を載せ、
遠心力によってコンクリートを締め固めて成形します。
コンクリート杭はバームクーヘンのように、
真ん中が空洞となります。
蒸気養生
高温の蒸気を使ってコンクリートの硬化反応を促進します。
型枠から外し、屋外養生をする
脱型・
プレストレス導入
型枠を外し、製品を取り出します。
また、緊張を開放して、コンクリートにプレストレスを導入します。
プレストレスとは、pre(あらかじめ)Stressed(応力を与えられた)の意味で、
圧縮力には強く、引張力には弱いというコンクリートの性質を補完します。
屋外養生
置き場にて、決まった期間養生します。
コンクリート杭の場合は、コンクリート打設後
7日後に出荷可能となります。
出荷!
製品検査・出荷検査を経て、工事現場に運ばれていきます。
何台ものトレーラーにコンクリート杭が積み込まれ、トレーラーが並ぶ姿は、圧巻です。
重さはどのくらい?
コンクリート杭の重量は、1トン・2トンが当たり前!